銀河の乙女を考える | 鳥打さん家の美味しい日記

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まぁ、書き込みも緩くなってるんで気楽に映画の話しや、突然料理を作ってみたり、気に入ったことを適当に書いています

こんにちは、花子とアンは毎日見て、毎日突っ込むのが日課となってます。

最近気になってるのは単行本化が決まった『銀河の乙女』(ドラマの中の話)の内容が気になりますね。
少女児童文学かと思いきや、チラッと怪物と闘ってるような話が聞こえたりとSFの雰囲気も醸し出してます。

で、ちょっとした情報から想像してみました。

こちらは劇中に出てきた銀河の乙女の情報

スピカスピカ おお私の美しい星よ
ルカは囁きました
二度とこの地球へ帰って来られなくてもいい
そのとき 銀河の女王が見えない翼をルカにそっと授けました…

山奥に住んでいる少女ルカ
父親の病気
銀河の女王スピカ
スピカは命の水を持っている
命の水で父親を助ける
ルカはすごい速度で星空に向かう
スピカはルカの希望
紫色の地球
茶色い空、黄色い川、枯れた植物
スピカ
アークトゥルスの巨人
プロキオンの悪魔

これだけの記述で『銀河の乙女』を勝手に妄想してみる。

宇田川満代がニジイロに銀河の乙女を書いたのが1923年頃と思われます。

世界のSF作品で言えば1870年にジュールベルヌが『月世界へ行く』で大砲を使ってつきにいく話を書いてます。
HGウエルズは1898年には『宇宙戦争』で異星人が地球に侵略してくる話を書いてます。
これらが日本に入ってきていれば充分にSFと言うものを想像できる環境は整ってます。

で、銀河の乙女ですが花の箇条書きから見ると、おとめ座にあるスピカに父親の病気を治す命の水があるようですね。
どういう事でそれをルカが知るか分かりませんが、ちょっと銀河鉄道999のような話に思えます。

ここでルカがスピカに行く方法が無いんですが、ルカはすごい速さで星空に向かうとあります。
特にロケットとか考えてそうにないんで、同年代のエドガー・ライス・バローズの処女作『デジャー・ソリス 火星のプリンセス』が
雑誌に掲載されたのが1911年ですから、宇田川先生が奇跡的経緯から読んでいたとすると、
火星のプリンセスの主人公は幽体離脱によって火星に行くんですが、同じシステムで宇宙に行くとすると
深く考えなくても行けそうですね。こうなると実体とか空気の問題とか難しいことが全部飛んでいきます。

それに『茶色い空、黄色い川、枯れた植物』のメモの情景がバローズの火星から想像したと思えば解決します。

〈実際のスピカは太陽の8倍もある恒星なんで行けないので、スピカ辺りにある火星くらいの大きさの惑星と勝手な想像〉

つまり何かの超能力で命の水がスピカと言う惑星にあることを知るルカ。
そして事故によって幽体離脱したルカは星々を越えてスピカに到着する。
スピカは荒廃した火星のような星だった、そして多分イメージだけで想像した怪物プロキオンの悪魔を剣でなぎ倒し。

スピカの横で輝く男星、うしかい座のアークトゥルスの巨人も剣と知恵でぶっ倒す。
どうです?ここまでは火星のプリンセスにそっくりでしょ?

で、肝心の銀河の女王スピカですが、花の朗読の中で美しい星と言う言葉があります。
これは本当の星ではなく、星の様な球体の存在がスピカだったんじゃないでしょうか、つまりマイケルクライトンのスフィアの様な球体の宇宙船です。

銀色に輝く球体の宇宙船、田舎の山奥にいたルカにはさぞかし美しかったでしょうね。

これなら会話ができれば助けてくれそうですし、命の水や、透明な翼は高度な文明の異星人ならルカに与えられます。

〈ここでいう命の水は現代ならペニシリン、ドラえもんならウルトラスーパーオールマイティワクチンでしょう。透明な翼は工学迷彩の装備された宇宙船かな。〉

あれ?そうなると今までの話を少し修正します。

そうなると何かの事故で動けなくなった宇宙船スピアが無差別に送った信号をキャッチしてしまったルカ。
必要なものを持って来てくれれば父親を助けると交信する。
何らかの高度な科学で瞬間移動させられるルカ、何も無い荒廃した惑星で、宇宙船を目指す途中で惑星の生物と戦い
宇宙船に何かを届けて、地球に帰らせてもらって父親を助ける話だったのではないでしょうか?

もう紆余曲折して、妄想だらけでしたが、くだらない独りごとを読んでいただきありがとうございます。(^-^;;